アフリカ人墓地ナショナル・モニュメント(アフリカじんぼちナショナルモニュメント、英: African Burial Ground National Monument)とは、ニューヨーク市ロウアー・マンハッタンのシヴィック・センター地区にあるアメリカ合衆国の国定史跡(ナショナル・モニュメント)である。ブロードウェイ290番地はテッド・ワイス連邦ビルが主な建物で、同敷地内に史跡がある。この場所は植民地時代のアフリカ系祖先(大半が奴隷にされた者達で一部は自由黒人)のための最も大きな共同墓地で、17世紀後半から18世紀に埋葬されたアフリカ系アメリカ人の遺体が419体以上収められている。歴史家たちの推測では、1700年代に「黒人墓地(Negroes Burial Ground)」と呼ばれていたものに1万から2万人の埋葬がされていた可能性がある。現地の発掘調査は「米国で最も重要な歴史的都市考古学プロジェクト」と呼ばれた。この墓地の場所はニューヨークで最も早くから知られていたアフリカ系アメリカ人の「共同墓地」であり、ここに推定15,000人のアフリカ系アメリカ人が埋葬されたと複数の研究が示している。この発見は植民地や連邦時代のニューヨーク市で奴隷にされていたアフリカ人の忘れられていた歴史に光を当てた。ニューヨークでは、アメリカ独立戦争までに、彼らが都市人口の約4分の1を構成しており、サウスカロライナ州チャールストンに次いで、国内2番目にアフリカ人奴隷が多い地域であった。学者とアフリカ系アメリカ人の市民活動家が参加して、その場所の重要性を公表すると共にその保存に向けた陳情活動を展開した。この場所は1993年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定され、2006年にはジョージ・W・ブッシュによってナショナル・モニュメントに指定された。2003年に米国下院はその場所の記念碑に予算を割り当て、連邦裁判所の再設計を指示してこれを実現させた。設計募集ではデザインに60以上の提案が寄せられた。ニューヨーク市およびアメリカ合衆国の歴史におけるアフリカ人やアフリカ系アメリカ人の役割を後世に伝えるこの記念碑は、2007年に除幕式が行われた。