スタテンアイランドトンネル(英語: Staten Island Tunnel)は、ニューヨークで未完成に終わって放棄された地下鉄用のトンネルである。スタテンアイランドにある、スタテンアイランド鉄道の前身事業者と、ニューヨーク市地下鉄のブルックリン区にあるBMT4番街線を、ザ・ナローズをくぐって新たに建設するトンネルで結ぶ計画であった。当初の計画では全長は10,400フィート(約3,200メートル)であった。建設工事は1923年に開始され、ザ・ナローズへ向かって150フィート(約46メートル)まで掘り進んだところで、ニューヨーク市長でかつては計画を推進していたブルックリン・マンハッタン・トランジットの社員だったこともあるジョン・ハイランが1925年に計画を中止した。トンネルはブルックリンのベイリッジにあるオウルズ・ヘッド・パークの下で眠っている。1939年のインディペンデント・サブウェイ・システム第2路線網など、何度かトンネルを完成させる提案が出たものの、一度も予算が付いたことはない。ニューヨーク市議会議員のルイス・フィドラーはトンネルの完成を提案しており、2007年にはニューヨーク都市圏に0.33パーセントの税を課して建設費用に充てようと提案した。結局2010年10月に中止されたものの、アクセス・トゥ・リージョンズ・コア計画に対して割り当てられていたのと同じ連邦資金を受けられる可能性のある多くのプロジェクトの1つにこのトンネルが挙げられていた。州上院議員のダイアン・サビノもトンネル建設の支持者であり、トンネルが建設されれば、建設費用は30億ドルほどかかるが、スタテンアイランドの島民の生活を改善し、交通量を削減し、この地区への投資の魅力を増大するだろうとしている。
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