シテ宮殿(フランス語:Palais de la Cité、シテ宮)は、フランスの首都パリの中心部を流れるセーヌ川の中州であるシテ島にあった宮殿である。6世紀から14世紀にかけてフランス君主の居城であった。14世紀から18世紀のフランス革命まで、財務省、司法機関、高等法院、名士会の本部であった。革命期には、革命裁判所によって逮捕・裁判された王妃マリー・アントワネット達の監獄であり法廷であった。19世紀以降はパレ・ド・ジュスティス(パリの主要司法機関群)が大部分を所有している。長い歴史で幾度も再建やリフォームが行われたが、歴史の名残が各所に残っている。1975年に、フランスの歴史的記念物として登録され、保護されている。