クルイムスキイ橋またはクリミア橋(クルイムスキイばし、クリミアばし、ロシア語: Крымский мост)はモスクワの鋼鉄製吊橋である。モスクワ川に架かるこの橋はクレムリンの南西1800メートルにあり、サドーヴォエ環状道路を渡して北西側のズボウスキ通りと南東側のクルイムスキイ・ヴァルを結ぶ。全長は取り付け道路込みで668メートル。最寄りのモスクワ地下鉄駅は、パールク・クリトゥールイ駅とオクチャーブリスカヤ駅である。パールク・クリトゥールイ駅で降り、この橋を渡るとゴーリキイ公園である。現在の橋は、ヨシフ・スターリンが熱望したモスクワ都心部の再建の一環として1938年5月1日に完成した。後述のように4代目の橋であり、技師V・P・コンスタンティノフと建築家A・V・ヴラソフが設計し、モスクワ市内唯一の吊橋である。モスクワ川の両岸に「クリミア」につらなる地名があり、右岸を走る環状道路沿線にクルイムスキイ・ヴァル(「クリミアのウォール街」)と通称される金融街、左岸にはクリミア広場がある。2007年、この橋は国連世界遺産に登録された。また登録を受けたモスクワ市は条例改訂により、2014年、橋と周辺地を地域における「都市計画と建築記念碑」として保護対象に指定した。