ラ・ヴィレット公園(仏:Parc de la Villette)は、パリにある公園。19区の東側の端にあってセーヌ=サン=ドニ県パンタン市に接する。設計はベルナール・チュミ(Bernard Tschumi)。55ヘクタールの敷地は、ナポレオン3世によって1867年に造られ、1974年まで稼働していた、かつてのラ・ヴィレット食肉処理場(屠殺場)跡である。パリ市内で最も大きな公園であり、ペール・ラシェーズ墓地に次いで2番目に大きな緑地帯でもある。敷地のうち33ヘクタールは緑地であり、テュイルリー公園(25.5ヘクタール)、ビュット・ショーモン公園 (25 ha)、リュクサンブール公園 (23 ha)よりも大きい。ウルク運河(en)が公園のほぼ中央を東西に横断しており、2つの橋によって、南北両地区が接続されている。2008年以降、夏期には、両橋の中間に浮橋が渡され、障がい者、自転車、人の通過を容易にしている。公園内には、科学や音楽の専門施設、多くのモニュメントやフォリーがある。1982年、チュミはこの公園設計の大きなコンペを勝ち抜き、ジャック・デリダとその構想について議論した。この公園の重要な特性は、南北の眺望が決して断ち切られないことである。この公園とアルスナル港との間には、サン・マルタン運河経由の観光船がある。